2009/03/27

「にんじん村」(LD学習障害とそれに類似する児・者の親の会)について


「にんじん村」(LD学習障害とそれに類似する児・者の親の会) 世田谷区教育相談室における中川克子先生のマザーグループを母体に1987年に設立されました。当初はLDに限らず、いろいろな問題や困難を抱えている子どもたちと親のための遊びと勉強、交流の会でした。1990年発足の全国LD親の会に加入してからはLD等発達障害児の親の会員が多くなり、現在に至っています。

主な活動としては、例会・レクリエーション・講演会・勉強会・要請活動・サマーキャンプ・クリスマス会・機関誌、冊子(STEP BY STEP)の発行・バザー参加他。

私たちは元々地域も狭くこじんまりとした会ですので、活動も強制されるのではなく、会員各自が力を発揮して希望を実現することで楽しく会を支え、自分も成長するのを理想としてきました。学齢期の親の「おしゃべり会」、青年の自立や就労を考える会「ムーヴ」、外部の方を含む相談会、青年たちの部会「なごみ」、と会の成長とともに、会員一人一人のニーズに答える形で新しい活動も生まれています。毎年の役員が試行錯誤しながら会の運営にあたっていますが、なるべく多くの会員に関わってもらえるよう努力しています。特に夏のキャンプとクリスマス会は創立以来欠かさず実施されていて、参加人数の多少はありますが、レクリエーション活動の柱になっています。

東京都の他のLD親の会「けやき」「くじら」とご一緒に東京LD親の会連絡会として毎年東京都教育庁、福祉保健局、産業労働局に要望書を提出しています。マンネリ化せずに提出し、懇談することが要望の結果のみでなくLD等発達障害の社会的認知を広めていくことにも役立つことが期待できます。世田谷区に要望して91年に中学校に通級学級(ひろば学級)が設置されたのも活動の成果でした。

小学1年生から中学2年生だったメンバーの年齢は幼稚園から30代までと広がりました。全員の希望を取り入れた活動をしていくのはとても難しくはありますが、それぞれの立場での出来ることをする、一人では難しい夢を形にする場であり、「いやし」の場でありたいと思っています。

LD等発達障害を取り巻く現状は20年前とは劇的に違ってきたとはいえ、周知されてきたこれからが本格的な活動になっていくのではないでしょうか。特に大人になったLDにとってはますます大きな範囲での援助が必要と思われます。地域に根ざしながら、全国の皆さんと大きなネットワークを結んでいきたいと切に願っています。

● にんじん村ホームページ http://www.ninjinmura.com/


■ 小冊子「STEP BY STEP」の紹介 ■

「STEP BY STEP」は、にんじん村のお母さんたちの、子育ての工夫、やってみて良かった体験的勉強方法、さらにマザーグループ等の、専門の先生との相談の中で生まれた、教育や子育ての知恵を集めて編集した小冊子です。

会員の中で心覚えとして生かしたいと手作りで始めた企画でしたが、今では全国の方から配送の依頼をいただき、お分けして読んでいただくようになりました。

いままでに、次の3冊が発行されています。詳しくは こちら をご覧ください。

ご注文はにんじん村メールアドレス stepbystep@ninjinmura.com に、「必要事項」として [1] 郵便番号 [2] ご住所 [3] ご氏名 [4] TEL [5] 各Noごとのご注文数 をご記入ください。 代金は、配送の時同封します郵便振替用紙にてお支払いください。

[ なお、この冊子発行は非営利目的であることを、お断りしておきます。]

 ※ 「にんじん村」への連絡・問い合わせは、以下へお願いいたします。
 E-mail : y-tsu@mva.biglobe.ne.jp


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